ヴイトゥリー（2002年生、母クィーンブライト）
V Tree
2002.03.28
ヴイトゥリー（2002年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利を表すサイン＋木（馬主の姓より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時11歳）と交配したクィーンブライトが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地25戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2005年のドウベー特別(C2-1)。
経歴
デビュー前
岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2004年）
10月17日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
10月31日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。
12月4日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。
3歳（2005年）
3月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。
4月10日、中4週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。
4月16日、連闘で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。
5月8日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。
5月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したソブリンブライトを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。
5月29日、連闘で迎えた9戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。
6月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。
7月24日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
8月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。
8月27日、中2週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。
9月10日、中1週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
10月5日、中3週で迎えた15戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドウベー特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィンクトゥーラに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
11月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。
11月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。
12月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。
4歳（2006年）
1月9日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。
2月12日、中4週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入った。
3月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
3月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
5月21日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。
6月4日、中1週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。
7月22日、中6週で迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。
7月30日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
9月12日、中5週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、セプテンバースター賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。