デンバー（2012年生、母ベルモントナウシカ）

デンバー（2012年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカの都市名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時9歳）と交配したベルモントナウシカが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内坂本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内坂本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月12日、中9週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、アナザーデイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノサラをクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラブセレナードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったフェンリルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた21戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。