ポップスフラッシュ（2015年生、母アンソロジー）

ポップスフラッシュ（2015年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母母名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したアンソロジーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2019年のきこない咸臨丸まつり賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小田吉男によって3,240万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

8月4日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、新ひだか町百年の赤松賞（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボクイケメンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラビゴットに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

4月14日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月23日、中9週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた7戦目は、きこない咸臨丸まつり賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のピュアココロをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、チェインギャングに交わされて5馬身差の2着となった。

9月24日、中3週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月8日、中1週で迎えた10戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、姫林檎特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、スワーヴシャルルに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2020年）

4月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、キタコブシ特別（門別ダート1200m 雪/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ最後はカンタベリーアロマと並んで3着同着となった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、スミレ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた14戦目は、ジャスミン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ハコベグサ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた16戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2020年9月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。