アウトディスタンス（2001年生、母オステアアンティカ）

アウトディスタンス（2001年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「相手をはるかに引きはなす」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時10歳）と交配したオステアアンティカが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地11戦1勝。2003年の新潟2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイケイビビッドを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月8日、中8週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず最後はリアルダンスと並んで6着同着となった。

11月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2004年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

7月18日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4歳（2005年）

8月7日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。