ホーマンプレイヤー（1997年生、母グッドミセスマーフィー）

ホーマンプレイヤー（1997年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時11歳）と交配したグッドミセスマーフィーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着4回、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の鹿島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のトヨサンブイロードに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したミスタードンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタケイチショウリにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったタニノゴードンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブライテストページに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月3日、連闘で迎えた9戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったピロマティアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンシャロンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2002年）

7月17日、約14か月半の休み明けで迎えた19戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘッドラインから半馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中4週で迎えた20戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた21戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた22戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、ターコイズカップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウゲンザンに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。