エイシングレース（2003年生、母エイシングレシャス）

エイシングレース（2003年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優雅。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時12歳）と交配したエイシングレシャスが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3歳（2006年）

4月29日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドイレブンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイスドリームに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月20日、中3週で迎えた11戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオリオンザホープに4馬身の差をつけて制した。

10月2日、中4週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアラビアンホワイトに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた17戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウエイセントレアに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、さざんか特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（6戦5勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

4歳（2007年）

1月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリードラヴィーをクビ差振り切って6勝目を獲得した。

1月25日、中1週で迎えた20戦目は、端月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オグリチーフに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカイウォークに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた25戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C8a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。