ワールドワン（2006年生、母ゴールドバニー）

ワールドワン（2006年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界＋１」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したゴールドバニーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、大柳ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、本間茂によって630万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドボナンザに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月31日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

4歳（2010年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい16着に敗れた。

7月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。