セビーチェ（2020年生、母ラパヌイ）

セビーチェ（2020年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ラパヌイ(イースター島)の代表郷土料理の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時11歳）と交配したラパヌイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は千葉飯田牧場。主な勝ち鞍は2023年のうまかつ.net金沢ジョッキー選手権2(B)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月11日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた2戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のワクワクPR隊No.2金大馬術部頑張れ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタラコに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヒートに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のうまかつ.net金沢ジョッキー選手権2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエレガントジュエリを強烈な末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。