エイシンアモーレ（2003年生、母エイシンアイノウタ）

エイシンアモーレ（2003年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛（伊）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時12歳）と交配したエイシンアイノウタが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地13戦2勝。2005年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で4着に入った他、2006年のフィリーズレビュー(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

6月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユウカージナルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のセントルイスガールをクビ差振り切って勝利をモノにする

9月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月4日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦2勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

11月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。