ラヴリーハット（2013年生、母ラヴリーサンダー）

ラヴリーハット（2013年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素敵な帽子」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時12歳）と交配したラヴリーサンダーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の一般B2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって270万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月20日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2016年）

2月20日、中8週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

6月19日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

10月2日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったチャオアプレストに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月16日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマザンに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルヴォーに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシュガーラブに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクセレントロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を収める

4月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したメイショウオニグマにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、美川おかえり祭り特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた21戦目は、能登小木港イカす会賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤田弘治騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤田弘治騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤田弘治騎手（16戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラバーニングを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

9月3日、中9週で迎えた24戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、秋常山古墳まつり特別（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（17戦4勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた27戦目は、隼平・理沙祝☆結婚記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（18戦4勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、「e-SHINBUN×競馬ホクリク」杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（19戦4勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、田中稔・初江チャージ休暇記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。