リオンダリーナ（2022年生、母エイシンデルフィー）

リオンダリーナ（2022年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のモーニン（当時10歳）と交配したエイシンデルフィーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。2025年の優駿スプリントトライアルに勝利した他、2024年のリリーカップ(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

6月6日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスフォルテに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のベラジオドリームに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月25日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳オープンのリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のジャイヴトークに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のラブミールイスに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月12日、中8週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3歳（2025年）

6月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハーフブルーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

7月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで止まることなく走り抜いたが、ハーフブルーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中6週で迎えた8戦目は、アフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ニッカン菊園特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月6日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。