クイーンマルサ（2006年生、母ホーマンマルサ）

クイーンマルサ（2006年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したホーマンマルサが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方6戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

6月21日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ラッキーフラワーに半馬身交わされて2着となった。

8月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、スリーコンビナートに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のドッグウッドを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセンバヅルに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラファエロを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、プライベートプランに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビクトリサイレンスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月25日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

9月26日、中7週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。