エルセンワンダー（1989年生、母タイミナミ）

エルセンワンダー（1989年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時11歳）と交配したタイミナミが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーフレンズファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月26日、中3週で迎えた4戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したブランディニーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタカノリラをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4歳（1993年）

6月20日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた8戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川合達彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。