ファンタジーボール（2014年生、母スマートダイス）

ファンタジーボール（2014年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幻想＋ボール」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時7歳）と交配したスマートダイスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、いとう牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、FAVOURSTARLIMITEDによって172.8万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は井上敏樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したエムオービーナスにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエマーブルに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2018年）

2月13日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた8戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。16着に終わった。

6月26日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般B3六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ミルキーウェイ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月19日、中9週で迎えた11戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、秋日和特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、カランコエ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、クリスマス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5歳（2019年）

1月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で中村尚平騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中村尚平騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村尚平騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村尚平騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村尚平騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中村尚平騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。