ホーマンファラオ（2002年生、母ダイイチシガー）

ホーマンファラオ（2002年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ファラオ王」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時14歳）と交配したダイイチシガーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ダイイチ牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の天の川ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月19日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフサイチアウステルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

4歳（2006年）

11月18日、約19か月の休養明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2007年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたシャドウムーン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメアリーステラをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月29日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2008年）

6月29日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったコパノスケに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャイナムスメを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月6日、中7週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2009年）

6月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

7月19日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月16日、中3週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスマートギアを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。