ワンダーライバリー（1994年生、母ワンダーブリージー）

ワンダーライバリー（1994年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時8歳）と交配したワンダーブリージーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地9戦1勝、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3歳（1997年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハウスマスターに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月14日、中8週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、金峰山特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノダイヤモンドから1馬身半差の2着となった。