ミスズ（2010年生、母ハナサカセマショウ）

ミスズ（2010年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時10歳）と交配したハナサカセマショウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた2戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で花田大昂騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で花田大昂騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、秋の伝統工芸まつり特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウカイサージュに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3-7（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーブスーパーマンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

3月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。