キモングリーン（2008年生、母アジアンリゾート）

キモングリーン（2008年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「鬼門＋緑」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したアジアンリゾートが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛渡牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって525万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月10日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は404kg。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3歳（2011年）

3月20日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた3戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ハッピープリズムに半馬身交わされて2着となった。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2012年）

2月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2月21日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、サワノヴェローチェに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアクビサテルバンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のサワノパトラに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エイチケイパレスに交わされて4馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、チキリパンドラに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルハチヘラクレスをハナ差振り切って2勝目を収める

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、丹但酪農ひかみ牛乳特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、たますだれ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、兵庫競馬IPAT発売記念賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。