ヴァルドマルヌ（2019年生、母ジャルディナージュ）

ヴァルドマルヌ（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスにある有名なバラ園」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したジャルディナージュが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月20日、中8週で迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

6月12日、中8週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフォンメイリーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月5日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（2023年）

4月9日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は鷲頭虎太騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた16戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2023年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

3月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキチロクレディスに7馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、花嵐特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ニャーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。