タニノクリエイト（1992年生、母タニノブーケ）

タニノクリエイト（1992年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時6歳）と交配したタニノブーケが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地12戦4勝、海外1戦0勝。1995年の神戸新聞杯(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

8月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインターブラボーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1995年）

5月6日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドウカンシンホニーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月27日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワオールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノトップガンをクビ差振り切って初の重賞タイトルを掴み取った。

11月5日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月10日、香港国際ヴァーズ（香港・シャティン芝2400m）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1996年）

7月21日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、BSNオープン（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、G3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。