ワイルドソング（1997年生、母Devil's Beware）

Wild Song

1997.04.30

ワイルドソング（1997年4月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のWild Again（当時17歳）と交配したDevil's Bewareが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（2001年）

1月27日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマチカネヤッコダコをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

5歳（2002年）

1月27日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、エクセシヴワードに交わされて7馬身差の2着となった。

6歳（2003年）

2月2日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレオジョーカーに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

3月8日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

7歳（2004年）

5月15日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。