アラビアンムーン（2004年生、母サストワンダー）

アラビアンムーン（2004年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アラブの月」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時10歳）と交配したサストワンダーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の金の弩標特別。

経歴

デビュー前

田口輝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2006年）

10月6日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（6）（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シベチャリレンジャに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の未勝利馬リバイバル（2）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマユネウインガールに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（3）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミノジェイジェイに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（6）（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2007年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の山桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月25日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦の牡丹賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ナムライシスに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコパノフクノカミを半馬身振り切って制した。

6月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は東川公則騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（10戦1勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の金の弩標特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（11戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミッキーコールに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のイチイの木特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったフジノビビアンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。