アンビリーバボー（2013年生、母キスミープリーズ）

アンビリーバボー（2013年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「驚きの」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時21歳）と交配したキスミープリーズが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。2015年の南部駒賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、成隆牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Don.リアルエステートによって378万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

7月8日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミトノグラスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中3週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ジャストフォファンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメジャーリーガーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中3週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2016年）

1月26日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイングリニッジに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ディーズプリモに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4歳（2017年）

2月26日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月10日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。