ヤマニンアラクリア（2021年生、母コンゴウプリンセス）

ヤマニンアラクリア（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+情熱(古代ギリシャ語)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時11歳）と交配したコンゴウプリンセスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、土井薫によって484万円で落札された。

中村直也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月11日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2024年）

1月6日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で田中健騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアメリカンチーフに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月9日、中5週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中健騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた11戦目は、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中健騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた12戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中健騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中健騎手（12戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

11月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（13戦1勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2024ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中京1戦（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

4歳（2025年）

2月16日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は田中健騎手（14戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（15戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた21戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月13日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2025年10月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。