ワンダーマスタリー（1986年生、母グリーハスター）

Wonder Mastery

1986.05.03

ワンダーマスタリー（1986年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジユニアス（当時10歳）と交配したグリーハスターが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサンフラワーマミーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

3歳（1989年）

4月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳400万下の矢車賞（京都芝1400m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。