第50回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

エリカエクスプレスがハナに立つ形、そのすぐ後ろを追走するシンリョクカ

エリカエクスプレスが敢然とハナを奪い、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にシンリョクカが続く。そのあと、ケリフレッドアスクが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはセキトバイーストとフェアエールング。その1馬身後ろ、リンクスティップは中団前め。その少し後ろ、パラディレーヌとカナテープは中団馬群のちょうど真ん中を併走。ステレンボッシュとレガレイラは中団後方の位置取り。続いて、サフィラとココナッツブラウンが11番手。後方5番手でジックリと折り合い重視で運ぶのはボンドガールとヴェルミセル。後方2番手の位置で息を潜めて末脚を温存するのはライラック。少し離れた殿にオーロラエックスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、レガレイラがシャープな差し脚を繰り出して中距離女王の称号を射止める

先頭はエリカエクスプレスでリードは1馬身。単独の2番手にシンリョクカが続く。その後ろ、セキトバイーストとリンクスティップが3番手。1馬身離れて、パラディレーヌ、ケリフレッドアスク、カナテープらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、5番手から抜け出したのはパラディレーヌ。そのまま押し切るかに見えたが、中団前目にいた1番人気のレガレイラが自慢の末脚を炸裂させ前にいた7頭を差し切り、最後は後続に1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにした。2着には、先行勢の後ろの位置からひと際目立つ伸びを見せたパラディレーヌが続き、2着と1馬身差の3着には、最後方の位置から切れ味鋭い末脚を発揮したライラックが入った。そこからアタマ差遅れた4着には、好位で直線を迎えた2番人気のリンクスティップが入線、さらに半馬身差の5着には、後方4番手にいたココナッツブラウンが食い込んだ。