第149回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

サトノノブレスが全馬を率いる形、半馬身差の2番手に続くアスカクリチャン

端に立ったのはサトノノブレス。半馬身のリードで一団を先導。2番手にアスカクリチャンが続く。続いて、ヒットザターゲットが3番手の絶好位につける。少し間が空いて、ラストインパクトは好位に収まる。そのすぐ後ろ、サイレントメロディが好位の一角を形成。先団後ろのポジションにいるのはアドマイヤフライト。その1馬身後ろ、レッドカドーは中団やや前。フェノーメノは中団馬群のど真ん中を追走。デスペラードは中団後方の位置。その後ろ、ホッコーブレーヴが10番手。そのあと、ジャガーメイルが11番手。その直後、アドマイヤラクティとフェイムゲームが12番手。ウインバリアシオンは後方5番手で虎視眈々と機を待つ。タニノエポレットは後方4番手に待機して前方各馬を見ながらの競馬。後方3番手で腰を据えて折り合いに専念するのはオーシャンブルー。後方2番手の位置で力を溜めるのはキズナ。最後尾にゴールドシップがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、フェノーメノが自分から動き出す積極果断な競馬で連覇達成

先頭はサトノノブレスでリードは1馬身。単独の2番手にラストインパクトが続く。その後ろ、ヒットザターゲットとアドマイヤフライトが3番手。1馬身離れて、サイレントメロディ、アスカクリチャン、フェノーメノらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、先行勢の後ろにいたフェノーメノが一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は段々と追い迫ったウインバリアシオンをクビ差で封じて勝利を手にした。2着のウインバリアシオンからハナ差の3着には、中団の位置からキレのいい末脚を繰り出したホッコーブレーヴが入った。そこから半馬身遅れた4着には、同じく中団で直線を迎えた1番人気のキズナが入線、さらに1馬身半差の5着には、中団後方にいたタニノエポレットが食い込み、さらにそこから半馬身差の6着にはフェイムゲームが入った。2番人気のゴールドシップは後方3番手にいたが末脚弾けず7着に敗れた。