レース展開

リックバナードがハナを奪う恰好となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にディアストライカーが続く。その直後、オーバーテイクが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはゴールドシュート。その1馬身後ろ、アメリカンサンダーは中団前寄り。クラマサジョーカーは中団馬群のど真ん中を追走。ケイティーゴールドは中団後方の位置取り。ブレイクフォンテンは後方4番手に控えて前の動きを静観。後方3番手で折り合い重視で運ぶのはケンブリッジベスト。後方2番手の位置で脚を溜めるのはサトノマーキュリー。シンガリにヴァイスフェッターがいる隊列で最初のコーナーを通過。

越生町のマスコット「うめりん」賞、オーバーテイクが世間の低い評価を覆すかの如き力闘を見せて優勝を掻っ攫う

先頭はオーバーテイクでリードは1馬身。単独の2番手にリックバナードが続く。その後ろ、ディアストライカーが3番手。1馬身離れて、アメリカンサンダーが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭を走る9番人気のオーバーテイク。そのままオーバーテイクが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は懸命に食らいつくアメリカンサンダーを3/4馬身振り切り勝利を掴み取った。2着のアメリカンサンダーからクビ差の3着には、中団前目の位置から息の長い末脚を繰り出したブレイクフォンテンが入った。そこからアタマ差遅れた4着には、2番手で直線を迎えた2番人気のリックバナードが入線した。1番人気のディアストライカーは絶好位にいたが見せ場なく5着に敗れた。