第9回 ユニコーンステークス (G3)

レース展開

アントニオマグナムが一団をリードする形、その少し後ろにダイワバンディットが続く

アントニオマグナムが先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して馬群を引っ張っていく。単独の2番手にダイワバンディットが続く。その後ろ、ビッグエンデバーが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはトーセンブライト、トップオブワールド、フィールドルーキーら3頭。その1馬身後ろ、パーソナルラッシュは中団前目。マルシゲアリダーとクリアーザコーストは中団馬群のど真ん中を併走。アイファーフクオーとベルモントサンダーは中団後方の位置取り。後方7番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはオーゴンコウテイ、ダイワネバダ、カフェオリンポスら3頭。少し間が空いて、後方2番手の位置で脚をタメるのはベルーガ。しんがりにスレッジハンマーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ユニコーンS、トップオブワールドがテンの加速力を活かした前付けの競馬で　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　重賞初挑戦初制覇を果たす

先頭はアントニオマグナムでリードは1馬身。単独の2番手にダイワバンディットが続く。そのあと、トップオブワールドが3番手。1馬身離れて、ビッグエンデバーとトーセンブライトが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのは2番人気のダイワバンディット。そのまま押し切るかに見えたが、絶好位にいたトップオブワールドが驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は後続に1馬身3/4の差をつけて勝利した。2着には、2番手の位置から目を引く伸び脚で猛進した2番人気のダイワバンディットが続き、2着と半馬身差の3着には、中団前目の位置から妙々たる末脚を発揮したパーソナルラッシュが入った。そこから1馬身半遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えた1番人気のカフェオリンポスが入線、さらに半馬身差の5着には、先行勢の後ろにいたトーセンブライトが食い込んだ。