第85回 桜花賞 (G1)

レース展開

エリカエクスプレスが集団をリードする形、2番手の位置にクリノメイとナムラクララが取り付く

エリカエクスプレスが端をきる恰好となり、後続との差を1馬身ほど確保して一団を引っ張っていく。2番手にクリノメイとナムラクララが並ぶ。その後ろ、ショウナンザナドゥとボンヌソワレが4番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはビップデイジー、トワイライトシティ、ミストレスら3頭。その1馬身後ろ、ヴーレヴーとエンブロイダリーは中団前め。アルマヴェローチェは中団馬群の真ん中あたりを追走。マピュース、ウォーターガーベラ、ダンツエランらは中団後方の位置取り。後方5番手でじっくりと折り合いに専念するのはチェルビアットとプリムツァール。後方2番手の位置でじっとして力を温存するのはブラウンラチェット。少し離れたシンガリにリンクスティップがいる隊列で最初のコーナーを通過。

桜花賞、エンブロイダリーが良い決め脚を見せて桜の女王の座を掴み取る

先頭はエリカエクスプレスでリードは1馬身。2番手にクリノメイとナムラクララが続く。その後ろ、ショウナンザナドゥ、ボンヌソワレ、ビップデイジー、ミストレスらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、中団前目にいたエンブロイダリーが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は懸命に食い下がる2番人気のアルマヴェローチェをクビ差で封じてトップでゴールに入った。2着のアルマヴェローチェから2馬身半差の3着には、後方3番手の位置から閃光のような末脚を繰り出したリンクスティップが入った。そこから2馬身半遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたマピュースが入線、さらに1馬身半の5着には、逃げ粘ったエリカエクスプレスが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはチェルビアットが入った。