ドラウプニル（2016年生、母ヴェルザンディ）

ドラウプニル（2016年3月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「北欧神話の主神オーディン所有の黄金の腕輪」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したヴェルザンディが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のバニュルスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、中6週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったグレイシアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた3戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

12月15日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月20日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

6月16日、中7週で迎えた7戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

9月16日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

8月15日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月25日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、モーベットに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5歳（2021年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4月11日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月19日、中9週で迎えた17戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコンソレーションをハナ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

6歳（2022年）

4月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた21戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2023年）

1月22日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサイードに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月21日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。