フェデネージュ（2017年生、母ホワイトエレガンス）

フェデネージュ（2017年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「雪の妖精（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したホワイトエレガンスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2020年）

1月13日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月28日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2020年8月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー37（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったウルスラに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた8戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー46（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトイスカンダルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったペイシャティアラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、長屋春男殿32年間お疲れ様記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサンマルマオリオに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月11日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、慎一満理奈結婚記念杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴラッソゴールに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、七里の渡し特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、THB高根浩史記念4th（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2021年1月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。