サツキチャン（2014年生、母カワイコチャン）

サツキチャン（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「五月＋呼称。本馬が五月生まれなので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時7歳）と交配したカワイコチャンが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。主な勝ち鞍は2017年の日高山脈イドンナップ岳賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

3歳（2017年）

2月19日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月24日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月26日、中8週で迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月18日、中7週で迎えた8戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、日高山脈イドンナップ岳賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴァンヴィーノを半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2018年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた10戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。