フジヤマビザン（1994年生、母ゴールデンバビー）

フジヤマビザン（1994年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時17歳）と交配したゴールデンバビーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）法理牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着3回。1997年の皐月賞(G1)で3着に入った他、1997年の青葉賞(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月27日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトレンディーバトーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシュネルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチバンリュウをアタマ差だけ差し切って制した。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたシルクライトニング決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トキオエクセレントに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。