ヒミツヘイキ（1999年生、母ジョーディアレスト）

ヒミツヘイキ（1999年6月14日）は、日本の競走馬。牡馬。2002年にNARグランプリサラブレッド系3歳最優秀馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時17歳）と交配したジョーディアレストが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地1戦1勝、地方9戦4勝2着2回。2002年のユニコーンステークス(G3)に勝利した他、2003年の報知グランプリカップ(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大成牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

10月15日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンゴールドに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の野菊特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで止まることなく走り抜いたが、ノムラリューオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のリトルパンサーに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2002年）

5月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、ハンデ戦の五月会盃（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイコウサンライズに6馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

6月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のインタータイヨウに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた7戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、エスプリシーズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

2月11日、中9週で迎えた10戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエスプリシーズを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。