ナチュラルセブン（2002年生、母セキノカツヒメ）

ナチュラルセブン（2002年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自然な＋７」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したセキノカツヒメが22歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の湯島特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

6月16日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレンドリーホースから3馬身差の2着となった。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルノホシに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのエアジハード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 雪/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

3月21日、中8週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月26日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルキャプテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月2日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた17戦目は、湯島特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（9戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブリーバローズをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

2月27日、中5週で迎えた18戦目は、一般B3三 C1三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（10戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、爽春賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームアリダーをアタマ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

5月11日、中3週で迎えた21戦目は、巣鴨特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、荒川区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた23戦目は、風待月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（14戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、葛飾区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（15戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（16戦2勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5歳（2007年）

3月28日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた32戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。