エリモヴィクトリー（2007年生、母エリモジェニー）

エリモヴィクトリー（2007年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したエリモジェニーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

7月31日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた4戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、レイトンキングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のグラスフルールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、伊藤晋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ヒガサビジンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアキノエデンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシルクメガリスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアキヨシメガミに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったサトノレジェンドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。