オールタイムハイ（2019年生、母ミリアグラシア）

オールタイムハイ（2019年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高記録」。毛色は青毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したミリアグラシアが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C3。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

12月11日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2023年）

4月9日、約16か月の休み明けで迎えた3戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったデルマフゲンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したデザートスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョウドイイに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタマモケンタウルスに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2024年）

1月10日、中2週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンチェンバーにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパフオブウインドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグッドルックスを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

6月13日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、鋳物師7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のサンライズグレートを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

7月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月8日、中7週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた16戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2024年11月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。