パフオブウインド（2019年生、母ウイニングティアラ）

Puff of Wind

2019.04.02

パフオブウインド（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一陣の風」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したウイニングティアラが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したクロステックを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったセイゲンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したリングストゥワイスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったバンクロールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったダノンマイソウルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた17戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2022年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月14日、中5週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、DASH観音寺特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

デビュー前

北野真弘厩舎（兵庫）へ入厩。

11月2日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、ルビー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2023年）

5月11日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナリタイチモンジに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマフゲンを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月29日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲオルギウスに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2024年）

1月16日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のディオファントスに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

1月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオールタイムハイに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

2月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったステラデルシエロにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルイヴィンスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったユキノマリアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリアライズに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。