リアライズ（2020年生、母ネーラペルレ）

リアライズ（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「実現する」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したネーラペルレが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は須崎牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

2歳のとき、須崎牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ワンステップによって1,100万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月5日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダークブロンド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

3歳（2023年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月8日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフライングブレード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたマテンロウナイト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田大河騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で角田大河騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

2023年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2024年）

1月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のタマモケンタウルスをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったダズリングダンスに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエアグリフォンに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパフオブウインドに1馬身3/4の差をつけて制した。