クロステック（2019年生、母サプレザ）

クロステック（2019年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「既存物と先進的なテクノロジーが結びついた新たな製品やサービス」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したサプレザが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2022年）

2月5日、中8週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のパフオブウインドに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月17日、中8週で迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4歳（2023年）

1月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ゼドおじ誕生日おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキタノドーベルに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、レグルス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったリアルモンスターに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた13戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ボナヴィーゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド名古屋第2戦（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコーリンバニラに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、月影特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のヴィアスパークルをクビ差振り切って制した。

12月1日、中3週で迎えた17戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったコンビーノをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

5歳（2024年）

1月3日、中4週で迎えた18戦目は、辰年特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったヘイシリンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、白魚特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

3月13日、中3週で迎えた21戦目は、蛤特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた22戦目は、岩倉特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた23戦目は、浅蜊特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。