コーリンバニラ（2017年生、母コーリンスピカ）

コーリンバニラ（2017年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+バニラアイスクリームより」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したコーリンスピカが6歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

的場直之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2019年）

10月18日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2020年）

3月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカクヨクに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のコンチディナミーテをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、とびだせ!未来の新星ジョッキー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリュートに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を制した。

12月10日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2021年）

5月20日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月1日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、中4週で迎えた13戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

2月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月27日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月26日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。16着に終わった。

2022年11月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月8日、中7週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月23日、中1週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた19戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2023年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた20戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、柴田台所富味10周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、コスモパンドラに交わされて4馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカガヤキファイターに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

1月30日、中0週で迎えた22戦目は、みずがめ座特別（名古屋ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタケルライジングに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月27日、中1週で迎えた24戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったルテリブルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた26戦目は、うお座特別（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月28日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたトミケンプラセール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、青海原賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモーニングスマイルを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月8日、中1週で迎えた30戦目は、しし座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったセットリストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた31戦目は、デネブ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた32戦目は、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド名古屋第2戦（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクロステックにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、鱸特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた34戦目は、秋晴れ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は細川智史騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のネオアリシアに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月25日、連闘で迎えた35戦目は、神無月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のゼンダンクラージュに4馬身の差をつけて優勝

2021年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2024年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた36戦目は、あすなろ杯（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマーシテイクオンに3馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

5月2日、中0週で迎えた37戦目は、細魚特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。