ゼンダンクラージュ（2019年生、母ジョンコ）

ゼンダンクラージュ（2019年5月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+勇気、度胸(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のラブリーデイ（当時9歳）と交配したジョンコが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）PRIDE ROCK。2022年の岐阜新聞・岐阜放送杯で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月5日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

5月7日、中9週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた6戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の令和4年度枇杷アテル生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトゥーナバンバンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の信幸様生誕記念杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアブノダンティアに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の浜木綿賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったシュガーエンジェルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の日和田高原賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサンジョノコに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のレイテン准教授お誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミエールイリゼに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、星見草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のフィリウスデイに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、雪待月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリティーメモリーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

12月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳オープンの岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（3戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカツゲキドラゴンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったアンタノムスメに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ヴァーツラフに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったバイコーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルースウェードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。

4月28日、中2週で迎えた24戦目は、赤八汐特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクインズミントに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた25戦目は、漁火特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた26戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のゲンパチボロネーゼに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

デビュー前

笹野博司厩舎（笠松）へ入厩。

7月6日、デビュー戦は松本剛志騎手を鞍上に据えて、穂高岳特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

7月21日、中3週で迎えた28戦目は、あさがお特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（10戦4勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた29戦目は、花撫子特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（11戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、神無月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコーリンバニラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた31戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ムジカ特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロワシャンパーニュにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた32戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた33戦目は、師走特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた34戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニホンピロポートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた35戦目は、新春短距離特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた36戦目は、大寒特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したマコトダイトウレンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月20日、中3週で迎えた37戦目は、冬紅葉特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワースカイに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

3月20日、中3週で迎えた38戦目は、マーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた39戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた40戦目は、桜草特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。