ルテリブル（2019年生、母オウシュウフリート）

ルテリブル（2019年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「史上最速のフランス海軍の駆逐艦。父父名、母名、母母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したオウシュウフリートが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヒカル牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C24。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒカル牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,210万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,560万円（3.9万×400口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月16日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた6戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー36（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったトーホウパラダイスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の富園力也生誕24周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー52（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C26（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ブリーザフレスカに交わされて8馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブエナディオサを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、乳岩川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2022～宮腰彩☆誕生日記念～（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラザリーラヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウォークルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2023年）

1月3日、中3週で迎えた14戦目は、C5組（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカガヤキファイターに6馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、アルゲティ特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミトノラッキーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月27日、中2週で迎えた17戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったクールシェルタに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーリンバニラに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月10日、中3週で迎えた19戦目は、ハマル特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた20戦目は、アルデバラン特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニングデイズに1馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた21戦目は、カンナオープン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた22戦目は、半田特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、南知多特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、メイショウクラークに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた24戦目は、岐阜美少女図鑑しろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で木之前葵騎手（13戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトワニに約15馬身の大差をつけてファンの高評価に応えた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、アレグロオープン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木之前葵騎手（14戦5勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた26戦目は、真鯛特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木之前葵騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたナリノヴィエンヌ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月31日、中3週で迎えた27戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で木之前葵騎手（16戦5勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月31日、中3週で迎えた28戦目は、白魚特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で木之前葵騎手（17戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、薄氷特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で木之前葵騎手（18戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月13日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた30戦目は、蛤特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で木之前葵騎手（19戦5勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったタマモモンレーブに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月11日、中3週で迎えた31戦目は、浅蜊特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で木之前葵騎手（20戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイセンストームをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。