ブリーザフレスカ（2019年生、母レイナアラ）

ブリーザフレスカ（2019年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「清々しい風(ポルトガル語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したレイナアラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2023年の秋桜賞(牝)に勝利した他、2023年のトリトン争覇オープン(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月30日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3月21日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

2022年9月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月29日、中4週で迎えた6戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー51（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C26（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るルテリブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルターズデイに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、ゆーま生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォータージーニーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したブエナディオサを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月3日、中3週で迎えた11戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクールシェルタを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドスノーに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月14日、中3週で迎えた13戦目は、バレンタイン特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で塚本征吾騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウセロジネに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月15日、中3週で迎えた14戦目は、豊山特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で塚本征吾騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で塚本征吾騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブロッソーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

5月19日、中4週で迎えた16戦目は、湾岸スターカップ（名古屋ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で塚本征吾騎手（10戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったナムラマホーホに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞のトリトン争覇オープン（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で塚本征吾騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンビーノに7馬身の差をつけて8勝目をマークした。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で塚本征吾騎手（12戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、牝馬限定オープンの秋桜賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で塚本征吾騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンティキティラに約11馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

10月5日、中3週で迎えた20戦目は、ゴールド争覇オープン（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で塚本征吾騎手（14戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーニングペスカに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月16日、中5週で迎えた21戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で塚本征吾騎手（15戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5歳（2024年）

1月4日、中6週で迎えた22戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、名古屋記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったブンブンマルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、東海桜花賞（名古屋ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（16戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアナザートゥルースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。