メイショウセロジネ（2019年生、母アンスタンフィール）

メイショウセロジネ（2019年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ラン科の花の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したアンスタンフィールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって330万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月27日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2022年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月8日、中9週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デームフォーチュンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小沢大仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

8月18日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトプカプパレスに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の白河カアサン生誕（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーニングサンに4馬身の差をつけて制した。

9月27日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー46（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトリデに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイシンクリアに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベンテイガを豪脚で3/4馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

11月22日、中3週で迎えた13戦目は、くじゃく座特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、寒冷賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァーツラフに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2023年）

1月2日、中3週で迎えた15戦目は、新春盃（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、アルゲティ特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘイシリンを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

2月14日、中3週で迎えた17戦目は、バレンタイン特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったブリーザフレスカにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、余寒特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月4日、中8週で迎えた19戦目は、尾張旭特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラスピエーナに1馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、湾岸スターカップ（名古屋ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（12戦8勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた21戦目は、みよし特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（13戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で丸野勝虎騎手（14戦8勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、鱸特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で丸野勝虎騎手（15戦8勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、秋晴れ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で丸野勝虎騎手（16戦8勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。