コスモパンドラ（2019年生、母ドリームエンプレス）

コスモパンドラ（2019年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話に登場する人類最初とされる女性」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したドリームエンプレスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2022年のねこ店長Q太郎誕生日記念(一般C28)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月2日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月5日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー36（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の祝☆鹿島正徳定年退職記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、ねこ店長Q太郎誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェルクアーサーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月9日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルグランブルーに3馬身の差をつけて制した。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシウンに1馬身半の差をつけて優勝

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、来世せいらお嬢様お誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、カゼノスバルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、柴田台所富味10周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーリンバニラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた17戦目は、一般B9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、パディオアヘッドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（11戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた19戦目は、十六団子賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡部誠騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で岡部誠騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヘーメルをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

4月20日、連闘で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で岡部誠騎手（15戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岡部誠騎手（16戦5勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカガヤキファイターを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、ボルックス特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で岡部誠騎手（17戦6勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、カストル特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で岡部誠騎手（18戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月27日、中3週で迎えた26戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、アクベンス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた27戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート920m 小雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（19戦6勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた28戦目は、土用特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（20戦6勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ロードランヴェルセに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた29戦目は、太刀魚特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（21戦6勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた30戦目は、安城特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（22戦6勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた31戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた32戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、花のまち久喜市コスモス賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた33戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、馬い!紅卵はサンサンエッグ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月22日、中3週で迎えた34戦目は、高崎ハム賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた35戦目は、C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた36戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、花のまち『ふかや』賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

デビュー前

箕輪武厩舎（浦和）へ入厩。

2月19日、中5週で迎えた38戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は及川烈騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた40戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた41戦目は、オオムラサキツツジ特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクジラを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を収める