キタノドーベル（2019年生、母フェアチャイルド）

キタノドーベル（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時12歳）と交配したフェアチャイルドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、戸川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって165万円で落札された。

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から49kg増やして迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳154万円以上（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月28日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクアヒナを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、祝・鍬釣48歳世界平和祈念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のトーホウダブリンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、福士奈央生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ソツナサに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

戸部尚実厩舎（愛知）へ入厩。

6月15日、中5週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、夏の中京競馬!熱く開催中（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、ゼドおじ誕生日おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木之前葵騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったクロステックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた24戦目は、新實直志アニバーサリー（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で木之前葵騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホットジュエルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木之前葵騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウパンゲアに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月5日、中0週で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で木之前葵騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、秋冷賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で木之前葵騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた28戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で木之前葵騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた29戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で木之前葵騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた30戦目は、モスコミュール賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で木之前葵騎手（15戦3勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5歳（2024年）

1月3日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で木之前葵騎手（16戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた32戦目は、茂木忍さん卒業記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で木之前葵騎手（17戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で木之前葵騎手（18戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で木之前葵騎手（19戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた35戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、来週から開催!第1回中京競馬（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた36戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、～高松宮記念～熱い感動を中京で（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた37戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカラードレスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。