カプリチオーソ（2012年生、母ミラクルロンド）

カプリチオーソ（2012年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幻想的に（伊）。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時14歳）と交配したミラクルロンドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝、地方14戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月22日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウナゴミを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3歳（2015年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月22日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた5戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月8日、中9週で迎えた11戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5歳（2017年）

6月4日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモードザナゲットに7馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、グッドパートナーコーシンカップ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパワーズオブテンに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライヘンバッハに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

11月26日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテラフォーマーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月12日、中1週で迎えた20戦目は、「仕事着が語るもの」特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンフォルタスに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2018年）

1月25日、中5週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた23戦目は、すず椿フェスティバル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウオニグマに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月10日、中1週で迎えた24戦目は、すず塩田村揚浜市特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒカリノカケラに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月17日、連闘で迎えた25戦目は、宝達山開山祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた26戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、金沢百万石まつり賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた27戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナンヨーアイリッドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノアキャッスルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた29戦目は、和倉温泉夏花火特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦7勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。