カーサデルシエロ（2015年生、母ダイワエルシエーロ）

カーサデルシエロ（2015年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天空の家（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したダイワエルシエーロが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月10日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサクラユニヴァースをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月22日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたデスティニーソング決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月29日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2019年）

3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

5月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月7日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたメリーメーキング決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岩田望来騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で岩田望来騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

12月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月14日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5歳（2020年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアレスを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

4月19日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（8戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

7月25日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（9戦0勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

2020年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。